「どんな車でも10万円買取」とは?広告のカラクリと実際の査定基準を解説
「どんな車でも10万円で買取します!」──インターネットやテレビCM、SNS広告などでこのキャッチコピーを見たことがある方も多いでしょう。
一見すると「古い車でも、壊れていても10万円で買ってもらえるなんてお得!」と思いがちですが、実際にはこの表現には“条件”や“カラクリ”が隠されています。ここでは、「どんな車でも10万円買取」という宣伝文句の実態を、査定の仕組みや業者のビジネス構造とあわせて詳しく解説します。
■ 「どんな車でも10万円買取」は“最低保証”ではない
まず前提として知っておきたいのは、「どんな車でも10万円」という言葉が“すべての車に一律で保証される金額”ではないということです。
多くの買取業者は、**「条件を満たした場合に10万円以上の査定がつく可能性がある」**という意味でこのフレーズを使っています。たとえば以下のような条件が設定されていることが多いです。
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年式が比較的新しい車(10年以内など)
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走行距離が10万km未満
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事故歴・修復歴がない車両
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車検が残っている、もしくは走行可能な車
つまり、完全に不動車や事故車でも無条件で10万円になるわけではなく、**「最低価格の目安ではない」**ことを理解しておく必要があります。
■ 実際の査定はどうやって決まる?
車の買取価格は、単純な“車体の価値”だけでなく、業者が再販・解体・輸出などで得られる利益も考慮されて決まります。
査定の基本的な仕組みは以下の通りです。
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車種・グレード・年式の評価
同じ車でも「人気車種」や「特定グレード」は中古市場で需要が高いため、査定額も上がります。
例:プリウス、N-BOX、アルファードなどはリセールが高い傾向。 -
走行距離とメンテナンス履歴
10万kmを超えると査定額は大きく下がりますが、定期点検記録簿や整備履歴が残っていれば評価が上がるケースもあります。 -
外装・内装の状態
ボディの傷、サビ、ヘコミ、車内の臭いなども査定に影響。洗車や清掃だけでも印象が変わることがあります。 -
事故歴・修復歴
修復歴がある車は市場価値が下がりやすく、同じ年式でも数万円~数十万円の差が出る場合があります。 -
市場の需給バランス
SUVや軽自動車が人気の時期など、需要が高いジャンルの車は一時的に査定が上がることもあります。
■ 「10万円買取」の裏にあるマーケティング戦略
なぜ業者は“どんな車でも10万円”とアピールするのか?
それは**「顧客の問い合わせを増やすため」**のマーケティング手法だからです。
実際には、「最低でも10万円で買い取ってもらえる」と期待して査定依頼をするユーザーを増やし、
その中から状態の良い車・人気車種の買取を成立させる狙いがあります。
一部の業者では「10万円キャンペーン」と称して、
・走行距離◯◯km未満
・車検残◯ヶ月以上
・◯年以内の登録車
といった条件付きで10万円保証を実施しているケースもあります。
つまり、全車共通ではなく、限定的なキャンペーンであることがほとんどです。
■ “0円査定”になる車も多い現実
残念ながら、どんな車でも買い取ってもらえるわけではありません。
年式が15年以上前、走行距離が20万km超え、エンジンやミッションに不具合がある場合などは、
査定がつかず「無料引き取り」「廃車手数料無料」といった形になることが多いです。
業者は買取後に「解体・輸出・部品取り・鉄資源回収」などで利益を出すため、
修理費や輸送費を差し引くと赤字になる車は買取できないという事情もあります。
ただし、こうした車でも レアメタル(パラジウム等)を含む触媒や部品 に価値がある場合、
数万円〜10万円程度で買い取られることもあります。
■ 「どんな車でも10万円」に惑わされないために
結論として、「どんな車でも10万円買取」は“誤解されやすい広告表現”です。
しかし、うまく使えばチャンスにもなります。
ポイントは以下の3つです。
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広告の条件をよく確認する
細かい注釈やキャンペーン期間をチェック。対象外車種に注意。 -
複数業者に査定を依頼する
1社だけの査定ではなく、一括査定サイトなどで競合を作ると高値がつきやすいです。 -
車の価値を事前に把握しておく
中古車情報サイトで同条件の車の販売価格を調べ、
「相場の20〜30%が買取価格」と見積もると現実的な判断ができます。
「どんな車でも10万円」という言葉に踊らされず、
実際に査定して比較・交渉することこそが、高く売るための第一歩です。
どんな車でも本当に10万円で売れる?買取価格が決まる5つの要素
「どんな車でも10万円で売れます!」という広告を見て、「本当にそんなに高く売れるの?」と疑問に思う人は多いでしょう。実際のところ、すべての車が10万円で売れるわけではありません。買取価格には、明確な査定基準と市場原理が存在します。ここでは、買取金額を左右する5つの主要な要素をわかりやすく解説します。
① 車種・グレード:人気の高さがそのまま価格に直結する
最も大きな要素は「車種」と「グレード」です。中古車市場では需要が高い車ほど査定額が上がります。
たとえば、軽自動車なら「ホンダ N-BOX」「スズキ ハスラー」「ダイハツ タント」などの人気車種、普通車なら「トヨタ アルファード」「プリウス」「ハリアー」などが安定した需要を保っています。こうした車は年式が古くても、一定の需要があるため10万円以上の査定がつくことが多いです。
逆に、需要が少ない大型セダンや販売台数の少ない輸入車などは、状態が良くても思ったより査定が伸びないことがあります。特に燃費が悪い車や税金が高い排気量の大きい車は、維持費の高さから敬遠されやすくなっています。
ポイント:
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人気車種・グレードは高値安定
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燃費が良く、維持費が安い車は需要が高い
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一方で高級セダン・スポーツカーなどは値下がりしやすい
② 年式と走行距離:中古市場の「寿命ライン」は10年・10万km
車の価値を判断する上で、年式と走行距離は非常に重要です。
一般的な基準として「10年・10万km」を境に、査定額は大きく下がる傾向があります。
とはいえ、10年を超えてもメンテナンスが行き届いていれば、状態次第で高評価を得ることも可能です。特にトヨタ車やホンダ車などは耐久性が高く、海外輸出でも人気があるため、古い車でも意外と高値がつく場合があります。
例:
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5年以内・5万km未満の車 → 高額査定になりやすい
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10年超・10万km以上の車 → 査定が大きく下がる
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海外需要のある車種 → 古くても5万円〜10万円以上で売れる可能性
走行距離が少なくても「長期間放置車両」や「車検切れ」はマイナス評価になりやすいので注意が必要です。
③ 外装・内装の状態:第一印象が査定額を左右する
査定士は車の第一印象を非常に重視します。
小さな傷や汚れでも「この車は大切にされてきたか」を判断する基準になるため、洗車や清掃は必須です。
また、以下のポイントを整えるだけでも数千円〜数万円アップする可能性があります。
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洗車・ワックスがけで外観をきれいに保つ
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車内の消臭・掃除機がけ・マット洗浄
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シートやダッシュボードの汚れ除去
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エンジンルームの埃を軽く拭き取る
こうした小さな手間が「印象アップ=減額回避」につながります。
特に中古車は“見た目”で判断されることが多く、少しの差が大きな価格差になります。
④ 修復歴・事故歴:一度でも修理歴があると価値が大きく下がる
事故車・修復歴ありの車は、中古市場での再販価値が下がるため、査定でもマイナス評価になります。
特にフレーム(骨格)まで修理された車は「修復歴車」として扱われ、数万円〜十数万円の減額要因になることも。
ただし、バンパー交換やドアの小傷など“軽微な修理”はそれほど大きな減額にはなりません。
大切なのは、正直に申告することです。査定士はプロの目で車の状態を見抜くため、隠しても最終的にバレてしまいます。誠実に伝えた方が、結果的に信頼されてスムーズな取引につながります。
⑤ 市場動向・時期:売るタイミングで数万円の差が出る
意外と見落とされがちなのが「売却時期」です。中古車市場は季節によって需要が変動します。
たとえば、新生活が始まる3〜4月、ボーナス時期の6〜7月や12月は車を買う人が増えるため、買取価格が上がりやすい時期です。
一方、夏の終わりや冬の閑散期は需要が落ち込み、査定も控えめになる傾向があります。
また、新型車の発表前後は旧モデルの価値が下がるため、早めの売却が得策です。
売却のベストタイミング:
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新生活シーズン(3〜4月)
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ボーナスシーズン(6〜7月・12月)
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新型モデル登場前
まとめ:10万円で売れるかは「条件次第」
結論として、「どんな車でも10万円で売れる」というのは半分正解・半分誇張です。
人気車種や状態の良い車であれば10万円以上も十分可能ですが、
年式が古く、走行距離が多い車や事故車は「0円〜3万円」の査定になることも珍しくありません。
しかし、査定前の準備や時期の見極め次第で、数万円〜10万円の差は十分生まれます。
0円査定を避けるには?最低でも1万円〜5万円で売るためのポイント
「査定を受けたのに0円だった…」という経験をした人は少なくありません。
特に10年以上経過した車や走行距離が20万kmを超える車は、業者によっては「価値なし」と判断されることもあります。
しかし、実際には工夫次第で最低でも1万円〜5万円の買取価格を引き出すことは十分可能です。
ここでは、0円査定を避けるための実践的なコツを紹介します。
① 洗車・清掃・簡単な整備で“見た目の印象”を上げる
査定士は、まず車を外から見て判断します。
最初の印象が悪ければ「この車は状態が悪そうだ」とマイナス評価をされる可能性が高くなります。
最低限やっておきたい準備:
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外装を洗車してツヤを出す
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車内を掃除機で清掃、消臭スプレーでニオイを除去
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ダッシュボードやシートを拭く
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タイヤの空気圧をチェック
「動けばいいだろう」ではなく、「大切に乗ってきた車」と印象づけることが査定アップの第一歩です。
たとえ古い車でも、手入れの有無で査定士の印象は大きく変わります。
② 書類や付属品をそろえて信頼性を上げる
意外と見落とされがちなのが書類や付属品です。
これらが揃っているだけで「管理状態が良い」と判断され、数千円〜1万円ほどのプラス査定になることもあります。
揃えておきたいもの:
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車検証・自賠責保険証・納税証明書
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メンテナンスノート(整備記録簿)
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スペアキー・取扱説明書
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純正ホイール・ナビ・工具セット
また、純正パーツの有無は大きなポイント。
たとえば社外ホイールをつけていても、純正品が保管されていればプラス査定につながります。
③ 複数社に査定依頼をして“競争”を起こす
1社だけで査定を受けると、提示された金額が“相場”だと思い込みやすいですが、実際には数万円単位で差が出ることもあります。
なぜなら、業者ごとに得意な車種や販売ルートが異なるからです。
たとえば、海外輸出を得意とする業者は古いトヨタ車や日産車を高値で買い取る傾向があります。
一方、国内再販をメインにしている業者は、年式の新しい軽自動車を高く評価します。
そのため、**「ナビクル車査定」「カーセンサー」「MOTA車買取」**などの一括査定サイトを活用し、
複数社から見積もりを取ることが重要です。
一括査定のメリットは以下の通りです。
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最短1分で複数業者へ一括申込み可能
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各社が競合するため自然と査定額が上がる
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相場の平均価格を把握できる
同じ車でも業者間で5万円以上の差が出ることもあり、
“比較するだけで得する”のが一括査定の最大の魅力です。
④ 査定時期を工夫する
買取額は、売るタイミングでも変動します。
一般的に「1月〜3月」「6月〜7月」「11月〜12月」は需要が高まり、査定額が上がりやすい傾向があります。
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1〜3月:新生活で車を買う人が多い
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6〜7月:ボーナスで買い替え需要が増える
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11〜12月:年末セール期で中古車需要が上昇
逆に4月や8月は需要が落ち、買取価格が下がる傾向があります。
もし急がない場合は、繁忙期に合わせて売却することで数万円プラスになる可能性があります。
⑤ 「廃車専門業者」にも査定を依頼してみる
「動かない車」「車検切れ」「事故車」など、通常の買取店で0円査定だった車でも、
廃車買取専門業者に依頼すると1万円〜5万円で買い取ってもらえるケースがあります。
代表的なサービスには以下のようなものがあります:
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【カーネクスト】…全国対応・レッカー無料・書類代行無料
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【ハイシャル】…故障車・不動車も0円以上保証
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【タウ(TAU)】…事故車・水没車の海外需要に強い
これらの業者は、車を「鉄資源」「パーツ」「触媒」などとして再利用するため、
走行できない車にも一定の価値をつけることが可能です。
まとめ:0円査定を避けるコツは“準備と比較”
0円査定を回避するには、
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外装・内装を整える
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書類・付属品を準備する
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複数業者で競わせる
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タイミングを見極める
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廃車専門業者も選択肢に入れる
この5ステップを実践すれば、たとえ古い車でも最低1万円〜5万円の買取は十分可能です。
「価値がない」と言われてもあきらめず、別の業者に査定を依頼することで思わぬ高額査定に出会えることがあります。
「古い・壊れた車」でも価値がある!10万円買取が成立する意外なケース
「うちの車はボロボロだから、どうせ0円か廃車だろう…」
そう思っている人は多いですが、実は古くても壊れていても10万円で買い取られるケースがあります。
車は“走るかどうか”だけで価値が決まるわけではありません。
実際には、車の部品・素材・海外需要など、思わぬところに価値が隠れているのです。
ここでは、10万円買取が現実になる“意外な4つのケース”を解説します。
① 触媒コンバーター(マフラー部分)にレアメタルが使われている場合
車の中でも特に高値で取引される部品が「触媒コンバーター(キャタライザー)」です。
排気ガスを浄化するこのパーツには、「パラジウム」「プラチナ」「ロジウム」といった貴金属が使用されています。
このパラジウムの価格はここ数年で高騰しており、1個で数万円〜10万円以上になることも。
特に古い国産車の中には、現行モデルよりも多くのレアメタルが使われているため、
「走らない車でもパーツだけで高値になる」という逆転現象が起こるのです。
高価買取が期待できる代表的な車種:
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トヨタ プリウス(20系・30系)
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レクサス LS460 / LS600h
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ホンダ オデッセイ(RA8/RA9)
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スバル レガシィ / インプレッサ(BP・GG系)
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マツダ RX-8(SE3P)
これらの触媒は海外でも人気が高く、パーツ単体で10万円近い価格がつくこともあります。
② 海外輸出向けの中古車として需要がある場合
国内では価値が低くても、海外市場では人気車種というパターンもあります。
日本車は信頼性が高く、アジア・アフリカ・中東などでは「多少古くても日本車なら安心」と言われるほど。
特に以下のような車は、輸出ルートを持つ買取業者では高値がつきやすいです。
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トヨタ:ハイエース、カローラ、ランドクルーザー
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日産:キャラバン、マーチ
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三菱:パジェロ、デリカ
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スズキ:ジムニー、エブリイ
こうした車は国内では古くて売れなくても、海外では「再利用・部品取り」として価値があり、
10万円以上で取引されるケースも珍しくありません。
③ 希少グレード・限定車・生産終了モデル
古い車でも「限定モデル」「MT(マニュアル)仕様」「特別カラー」など、
コアなファンが存在する車種は市場での価値が残っています。
たとえば、
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スポーツタイプの「シビック タイプR」
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特別仕様車の「スカイラインGT」「RX-7」
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絶版になった「ランクル70」「ジムニー旧型」
などは、中古市場でも高額で取引されており、年式が古くても10万円どころか100万円以上になることも。
古い車でも「希少性」があれば、それが最大の価値になります。
④ 部品取り・解体車としての資源価値
たとえ動かなくても、車の素材には「鉄」「アルミ」「銅」「樹脂」などが含まれています。
これらは再利用が可能で、資源としての価値があります。
また、部品単位で見ればエンジンやトランスミッション、ドア、タイヤなども再販できるため、
解体業者は1台あたり3万〜10万円ほどの利益を見込めます。
そのため、業者によっては「不動車でも10万円で買い取ります」といったキャンペーンを実施する場合があるのです。
これは“車体の再販”ではなく、“パーツ単体の再販+資源価値”を前提にしているから成立する価格です。
⑤ カスタム車・改造車も意外な需要あり
一見クセの強い改造車でも、マニア層が存在するジャンルでは高値がつくことがあります。
特に軽トラックのリフトアップ仕様、痛車、旧車カスタムなどはSNSや中古車オークションで人気があり、
業者によっては10万円〜30万円で引き取られるケースも。
ただし、過度な改造(構造変更なし・違法改造)は査定がつかない場合があるため注意が必要です。
まとめ:「価値がない」と決めつけないことが最大の損失
古い車=0円と思い込むのは早計です。
触媒のレアメタル、海外需要、希少モデル、資源価値など、
車は“走る以外の価値”を持っていることが多いのです。
一括査定で断られた車でも、廃車専門業者やパーツ買取業者に相談すれば、
10万円での買取が成立することは十分あります。
損をしない車の売り方|10万円以上を狙うなら一括査定を活用しよう
ここまで解説した通り、「どんな車でも10万円買取」というのはすべての車に当てはまるわけではありません。
しかし、売り方次第で“どんな車でも10万円以上になる可能性”を引き出すことは可能です。
同じ車でも、売却先やタイミングによって査定額が大きく変わるため、ここでは「損をしない売却のコツ」と「一括査定の活用法」を詳しく解説します。
① ディーラー下取りと買取専門店の違いを理解しよう
車を手放すとき、多くの人が新車購入時にディーラーへ下取りに出します。
しかし、これは“便利さ”を優先する売り方であって、“高く売る方法”ではありません。
ディーラーはあくまで新車販売がメインのため、下取り価格は市場相場よりも低く提示される傾向があります。
その一方で、買取専門店は中古車を再販・輸出・パーツ販売するルートを持っているため、車の再利用価値を正確に評価できるのです。
つまり、
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ディーラー下取り: 手続きは簡単だが査定額は低め
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買取専門店: 手間は少しかかるが高値になりやすい
という違いがあります。
少しの労力で数万円〜10万円以上変わることもあるため、「まずは査定を比較する」ことが大切です。
② 一括査定サービスを使えば価格競争が起こる
近年では「ナビクル車査定」「カーセンサー」「MOTA車買取」など、
一度の申し込みで複数社に査定依頼できる無料の一括査定サービスが主流になっています。
この仕組みの最大のメリットは、業者同士が競争してくれること。
「他社は◯万円でした」と伝えるだけで査定額が上がることも多く、
1台の車で5万円〜15万円ほど差が出ることもあります。
また、最近では“オークション形式”の一括査定も登場しており、
買取業者がリアルタイムで入札を行うことで、自動的に最高額が提示される仕組みもあります。
③ 売却前に「相場」と「税金還付」を確認する
10万円買取を狙ううえで見落とされがちなのが、税金・保険・リサイクル料金の還付です。
実は、車を売却すると以下の費用が戻ってくるケースがあります。
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自動車税の月割還付(売却月の翌月〜3月分)
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自賠責保険の残月分
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リサイクル料金の還付金
これらを含めると、0円査定の車でも実質的には1万〜3万円のプラスになることがあります。
査定額だけで判断せず、「総合的な受け取り金額」で比較しましょう。
④ 高く売るための最終チェックリスト
査定当日に慌てないよう、次のポイントを確認しておきましょう。
✅ 洗車・清掃:第一印象を良くする
✅ 書類の準備:車検証・自賠責・納税証明書
✅ スペアキー・付属品:査定アップの要素
✅ 修復歴の正直な申告:信頼を得ることで交渉がスムーズに
✅ 売却時期の見極め:3〜4月・6〜7月・12月が狙い目
これらを徹底するだけで、古い車でも査定額が上がる可能性は十分あります。
⑤ 廃車寸前でも「専門業者」なら0円以上保証あり
もし一般的な買取店で「値段がつかない」と言われたら、
諦めずに廃車買取専門サービスにも見積もりを出してみましょう。
たとえば、
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カーネクスト:全国無料引取・0円以上保証・書類代行無料
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ハイシャル:故障車・事故車・車検切れもOK
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タウ(TAU):海外輸出ルートに強く、高年式事故車に高値
これらの業者は「鉄・部品・触媒」などの資源価値をもとに買取を行うため、
エンジンが動かない車でも実質1万円〜10万円の価値が出ることがあります。
まとめ:10万円査定は“売り方次第”で誰でも狙える
「どんな車でも10万円買取」という広告は誇張されている部分もありますが、
実際には正しい知識と比較方法を使えば10万円査定は現実的な目標です。
ポイントは、
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一括査定で複数社を競わせる
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廃車専門業者も候補に入れる
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税金還付など“実質受取額”で判断する
この3点を押さえておけば、「価値がない」と思っていた車でも意外な高額査定が出る可能性があります。
まずは無料査定を受け、あなたの愛車が本当に“0円なのか10万円なのか”を確かめてみてください。

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